芝種子 芝種子

矮性草本類は緑化工が始まった初期より利用されている外来草本類の背丈の低いタイプの品種です。スポーツグラウンドなど向けの植物として普通種から選抜などで開発された栽培品種です。木本植物との混播に利用されることの多い草本植物は,初期生育の早さから木本植物を被圧することが多くあります。適応する場所の多さから現在でもよく利用されているトールフェスクは約1mの背丈となるため,被圧により期待した木本類が成立しない場合もあります。また,近年では生物多様性の面から使用する木本類の種類も増え,性状に合わせた混播植物の選択と播種量の設定が必要となってきています。このような多様な混播植物に合わせて,被圧の問題を防ぐために矮性タイプの草本類のご使用をお勧めします。

各矮性品種の背丈など数値データはこちらをご参照下さい。

トールフェスク(オニウシノケグサ)・矮性品種

Festuca arundinacea


ターフ(芝生)用の品種で,普通種の約半分の背丈です。また,様々な耐性も普通種よりも高くなっています。緑化工用として利用する際にはどの品種も性状はほぼ同等です。

ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

creeping
ファイアークラッカーLS


ラテラル・スプレッド・テクノロジー(LS)によって育種開発された品種です。分けつによる増殖と共に地下茎を発生させる最新品種です。ケンタッキーブルーグラスやペレニアルライグラスとの他草種との混播はもちろん、単播の場合でもより密度の高い芝生の形成が可能となります。

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creeping
アベンジャー


全米芝草評価試験で1位に評価された矮性品種。矮性ながら旺盛な生育をし,芝生が早く仕上がります。また,優れた耐暑性,耐旱性を持ち,エンドファイト感染率が高く各種病虫害に高い耐性を持つ品種です。とくにブラウンパッチに強く各種スポーツフィールドでの利用に適します。又,法面緑化にも有効です。

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最新NTEP試験結果はこちら

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クリーピングレッドフェスク(ハイウシノケグサ)・矮性種

Festuca rubra


初期生育が比較的遅く混播に適した草種の矮性品種です。耐陰性がさらに高く,背丈も低いため混播に利用しやすくなっています。

ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

tall
カージナル


高い耐暑性を持つ品種で、夏期の芝密度は市販品種の中でトップクラス。クリーピング能力、耐寒性にも優れているため年間を通して高密度、高品質の芝生をキープします。また日陰での生育で重要となる耐陰性も高いため、日照時間の短い場所で有効に利用できます。スポーツターフ用にはもちろん、木陰地の緑化や法面浸食防止緑化でも他品種との混播にも最適です。

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creeping

チューイングフェスク(イトウシノケグサ) ・ 矮性品種

Festuca rubra var.commutata


クリーピングレッドフェスクと同等の性状ですが,ほふく茎を持ちません。普通種に比べ耐陰性・耐病性などが高くなっています。

ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

chewing
ゾディアック


高い耐陰性と低管理下での芝生品質の維持を目標に育種された,チューイングフェスクの最新品種です。NTEPで1位に評価されている様に,各種病害抵抗性,環境的応性に優れ,低管理でも優れた芝質を示します。ケンタッキーブルーグラスやペレニアルライグラスなど他草種との混播にも適します。

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creeping

ハードフェスク(コウライウシノケグサ) ・ 矮性品種

Festuca ovina var.commutata


極めて細い葉幅と粗剛な葉質が特徴の草種です。耐陰性、耐旱性、耐踏圧性、擦り切れ抵抗力等の耐性に優れ、日陰地や潅水が難しいなど厳しい条件下でも高い適正を示す草種です。他草種との混播芝生造成や日陰地緑化、法面保護緑化等に幅広く利用できる草種です。

ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

hard
ヘロン


春から秋までシーズンを通して高い芝密度が得られ、サマースポットにも高い耐性を示す改良品種です。特に日陰地での芝質評価の高いハードフェスクのなかでも最高評価を得ている事に加え、播種後の速やかなターフ形成が期待できます。

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heron

ペレニアルライグラス(ホソムギ) ・ 矮性品種

Lolium perenne


普通種は初期生育が早く急速緑化や一時的な緑化に多く使われます。矮性品種は背丈が普通種の約半分でエンドファイト含有です。緑化工用として利用する際にはどの品種も性状はほぼ同等です。

エンドファイトについてはこちらをご参照下さい。
ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

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ホームラン


NTEPで総合評価1位にランクされた耐暑性品種です。特に優れた耐暑性と耐旱性を持ち,夏も高い密度と被覆率を維持します。いもち病にも優れた耐性を持ち,高い密度で雑草の侵入を防ぎます。従来,ペレニアルライグラスの使用が困難な温暖な地域での使用をも可能にする品種です。

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ステラGL


全米芝草評価試験(NTEP)において最高水準の評価を得た最新品種です。濃緑色の葉とキメの細かい葉の繊細さを両立させた品種です。芝質も1年を通して高い評価を得ており、ダラースポット耐性など耐病性の高さもあって安定したパフォーマンスを発揮します。ホームランとの混播も相性が良く、相乗効果が期待できます。

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コンフェティ


ウインターオーバーシード専用品種です。従来のオーバーシード用品種では耐暑性の弱さが重視され,芝質に劣る品種が殆どでしたが,<コンフェティ>はNTEPでも評価されている様に,高いターフクオリティーと優れたトランジッション性を両立させた最新品種です。速やかなターフ形成とトランジッション性が特長です。

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ケンタッキーブルーグラス(ナガハグサ) ・ 矮性品種

Poa pratensis


普通種は初期生育が遅く,混播によく利用されます。 3種類の矮性品種を取り扱っており,背丈はどの品種も普通種よりも低いです。葉の色や葉質などの違いが若干ありますので,利用条件に合った品種をご使用下さい。

ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

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ミッドナイト


2010年公開のNTEPで総合評価1位を獲得。 品種開発から20年を経て、今なお最高の評価と支持を得ている品種です。低刈抵抗性や遺伝的に濃緑色を持ち、スポーツターフなどハイメンテナンスでの利用を中心にトータルバランスに優れています。利用実績豊富で安定感按群です。

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ラプソディ


2009年NTEPで高い評価を得た、強力な耐暑性を持つ日本の気候に良く合う品種です。美しい葉色と繊細な葉を持ち、特にローメンテナンス管理での芝質の仕上がりは最高評価を得た品種です。また、春の芽出しが良く春から夏にかけて高い被覆率を誇ります。さらにダラースポット病へは無類の耐性を発揮します。

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バリスター


NTEPで上位に評価されるトータルバランスに優れた芝生型改良品種です。葉色も"ミッドナイト"クラスの濃緑色で,各種病虫害にも強いトップランキング品種です。

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バミューダグラス(ギョウギシバ)・矮性品種

Cynodon dactylon


プリンセス77は、播種施工が可能で造成コストの軽減と高品質の芝生化の実現が期待されます。また、生育時の水分要求度が比較的低く、発芽後の被覆スピードが早いうえ、芝生形成後も擦り切れ抵抗性が強い特長があります。ラグビー場やゴルフコースを始めとして、スポーツグラウンド全般に最適です。また、芝質が柔らかいため校庭緑化や多目的広場にも適します。

ターフ(芝生)としてご利用の場合はこちらをご参照下さい。

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プリンセス77


NTEPで上位に評価されるトータルバランスに優れた芝生型改良品種です。葉色も"ミッドナイト"クラスの濃緑色で,各種病虫害にも強いトップランキング品種です。

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トランスコンチネンタル


全米芝草評価試験(NTEP)種子繁殖型バミューダグラスで市販品種中TOP3にランクされる新品種です。 従来のティフトンの播き芝工と比較して,ローコストでキメの細かいバミューダターフ造成が可能となりました。又,耐寒性に優れるためより幅広い地域での利用が可能です。

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