播種する種子数量の計算は前出「芝草利用草種の選定と利用」の播種量計算式を基本としますが、芝草類のみを用いて芝生を造成する場合と違い、施工対象地の立地条件や施工方法(工法)に関連した補正値を加味して算出する必要があります。
また、客土や厚層基材を用いた工法の場合には植物の発芽可能な土壌(基材)厚を算入して下さい。
上記は1種類についてのみの計算です。しかし、実際には複数の植物を使用した混播施工が一般的ですので使用する植物ごとに上記の計算を行うと同時に、植物の生育特性に応じたバランスを考慮して混播の割合を決定する必要があります。